プロフィール

Yuki Iwasaki Soprano
岩崎 由紀 ソプラノ

5歳よりピアノを始める。県立清水南高等学校芸術科卒業。武蔵野音楽大学声楽科へ進学、ドイツ歌曲を中心に研鑽を積む。大学卒業後、二期会オペラ研修所にてオペラを学ぶ。第44期オペラ研修所修了。1999年より演奏活動を開始し、現在は出身地の静岡県東部を中心に「クラシック初心者のお客様の心にも届く演奏を。」という思いで演奏活動を行い、透明感のある明るい声と華やかなステージは好評を得ている。また、近年はオンラインイベントや配信事業への出演にも挑戦し、精力的に活動する中で2021年10月脳出血に見舞われる。幸運にも回復し、9か月後に演奏活動を再開。2022年12月には自身初のソロコンサートを開催し演奏を続けている。
第8回日本クラシックコンクール入選。
これまでに故後藤千恵子、安居史恵子、長谷川寛の各氏に師事。

静岡県演奏家協会会員、富士クラシック協会会員、
東京二期会会員。


ふじのくにエールアートプロジェクト助成事業

<しずおか じもとうた~歌と言葉で地元を知ろう~>
you tubeにて配信中

音楽と私

幼少時より童謡やアニメとアニソンが大好き。4歳の頃ヤマハ音楽教室幼児科に入る。音楽の3要素の他に主題、形式、調性、拍子、テンポ感の 基本を楽しみながら学ぶ。文字を覚えるより先にドレミを覚えた。7歳からピアノの個人レッスンをうける。大好きな叔母にピアノを教えてもらい、 益々音楽が大好きに。バイエルは苦手で練習がはかどらなかったが曲集は大好きでよく練習。お気に入りの曲は合格をしても練習しレパートリー にして友達の前で弾いていた。小学校4年生の時、初めて合唱の伴奏をやり、歌の伴奏が大好きになった。 小学校、中学校と合唱の伴奏を楽しくできたのは、今でもいい思い出。 「ピアノの先生になりたいな」とふんわり思っていました。ピアノのレッスンでは、ベートーヴェンのソナタが好きで頑張って練習し、先生にナイショ でショパンも数曲練習してました。発表会で弾いたらしいのですが練習した記憶しか無い…。小学校高学年~高校2年頃まで漫画、アニメ、 アニソン、J-POPが大好き。カラオケでは演歌も歌いました。そんな私ですが中3の9月、のちに母校になる高校の存在を知りました。 大好きなピアノと音楽をたくさん学べて苦手な数学は少しだけ。やったー!そんな理由で志望校を急遽変更。小学生時代ピアノのレッスンで聴音を 中心としたソルフェージュをやってあったのが幸いし、無事合格する事ができました。高校では芸術科のクラスは1学年に1クラス。クラスは 音楽コースと美術コースが半々でした。個性的なクラスメイトと楽しく過ごす中で努力でき、声楽に出会い、私の声の可能性を教えてくださった 恩師との出会いもあり、本当に充実した高校時代でした。しかし、音大に入学直後にひどいスランプになり辛くてレッスンでも家でもよく泣いて いました。その中で音大の恩師には音楽だけではなく、色々な事を教えてもらいました。その中で自分を見つめ直し精神的に成長する事が出来ました。 音楽を通して師匠に教えてもらった事は私の音楽活動のベースになっています。

転機は突然に

これまで私には4回の転機がありました。なぜかいずれも突然でした・・。

1回目の転機は、中学3年生の9月。県立清水南高校芸術科に志望校を変えた事です。普通科を目指して頑張って勉強していました。勿論、夏休みも夏期講習も行ったし普通に受験生していたんです。でも、2学期に入ってからこの学校を知り志望校を迷わず変えました。試験は年明け1月下旬。中学3年の9月のに進路変更し、入学試験に必要な主科(当時の私はピアノ)の演奏、聴音、歌唱を準備しました。合格する事を信じて疑わず(若さって凄いですね!)、頑張り、何とか合格できました。
2回目の転機は高校2年生の1月~3月。冬休み中、昼食後にテレビでも見ようとリモコン操作したら・・・
NHKで宝塚を放送していました。それもベルばらです!!花組のフェルゼン編に目が釘付けになり最後まで全集中!!終わる頃にはすっかりファンに。当然原作のベルばらにもハマりました。お年玉で花組ベルばらのレーザーディスクを買い、擦り切れる程(アナログな表現ですいません)見ましたね。今でもセリフを覚えてます(笑)
アンドレ役の2番手の朝香じゅんさん(ルコさん)に一目惚れ。今でも大大大好きです。
あっと、話が脱線~ではないんですよ。このベルばら事件、結構重要です。これをきっかけに、ミュージカルや演劇に世界に興味を持つようになりました。そんな頃、ピアノ専攻の私は進路に少しだけ不安を抱えておりました。
そんな絶妙なタイミングで声楽の先生達から「良い声してるから歌やってみたら?」と声をかけていただきました。悩みに悩み、珍しく母に相談したり(私、人に相談するタイプじゃないんです)考えに考えて声楽科で受験する事も視野に声楽を始めました。転科申請に間に合わないタイミングだったので、高校はピアノ科、大学は声楽科になりました。今考えると両方勉強する事ができ良かったです。快く応援してくれた両親には感謝しかないですね。


思い出の写真